日頃は、ご自宅から約200km離れた職場に、単身赴任でお勤めされていたそうです。
がんを患ってからは職場から離れたご自宅でずっと過ごされ、治療後のリハビリを行ったものの、自力で歩けるのはリハビリ室での数歩程度。
そのままにしてきた職場をもう一度訪れるのは無理だとずっと諦めていたそうです。
当日はまずは新幹線で職場の最寄りの駅まで移動します。
少し雨が降っていました。

職場の研究室は、自宅で倒れて行くことが出来なくなってしまった2年前からずっとそのままにしてあるそうです。今はどうなっているのでしょうか…。





久しぶりの再会に、積もる話は尽きません。
きっといつもこんな風に、いろんなお話をしながら職場で過ごされていたのでしょう。
次は久しぶりの研究室をのぞいてみます。ご自宅で倒れられてから2年間、そのままになっているという研究室。
今はどうなっているのでしょうか…


たった数歩の距離ですが、複数人で介助しながら、N様も力を絞って歩いてくださいました。

お昼時になったので、思い出の食堂で食事をします。

お食事を終え、もう一度職場に戻ります。
新幹線で戻るまでの時間に、もう一度同僚の皆様、教え子さんでお茶をしました。

また来るねと、笑顔でお別れです。

素敵な時間をお手伝いさせていただき、本当にありがとうございました。
