願いを叶えた方々

宮城県 守屋様

震災と病を乗りこえた今、もう一度旅に出かけたい

震災と病を乗りこえた今、もう一度旅に出かけたい
太宰府天満宮で、花を愛でる守屋様

CaNoWムービー

お喜びの声をいただきました

守屋様

311の震災と病気を乗りこえて、いまが『3度目の人生』と思って生きてきました。やっと体調も落ち着いて「昔から大好きだった旅行に行きたい」という目標もできましたが、やはり不安は尽きません。1人での旅行は難しいなと感じていたときに、CaNoWの募集を見つけて応募しました。持病のある私でも安全に旅ができるよう、現地の病院と連携したり、伊藤先生(医師)が同行してくれたり。空港や旅館でもスムーズに旅ができるよう、気を遣ってくださったCaNoWスタッフの皆さんには本当に感謝しています。久しぶりに飛行機にも乗ることができて「次は東京のオリンピック」にと、意欲が湧いてきました。どうもありがとうございました。

願いを叶えるまで

忘れもしない、2011年3月11日 ─── 東日本大震災。

宮城県にお住いの守屋さんは当時75歳。押し寄せる津波に自宅を流されてしまいました。

デイサービスに出かけていたために、一命を取り留めることができた守屋さんですが、その後しばらくは仮設住宅での生活を余儀なくされました。

その後、県内の高齢者住宅に移った守屋さんですが…2019年、守屋さんを3つの病魔が襲います。腹部大動脈りゅう、狭心症、そして胃がん。

無事にすべての手術を終え、持ち前のパワーで日常生活を取り戻した守屋さん。現在は『3度目の人生』を歩んでいる、と語ります。

そんな守屋さんの願いは「もう一度大好きだった旅行にでかけること」。

生活面では自立している守屋さんですが、足腰の痛みやしびれのために、室内では杖を使って歩行。外出時には車椅子を使用しているほか、高血圧や不整脈の持病もあり、健康への不安は尽きません。

「1人での旅行は難しいか…」とあきらめかけていたときに、“患者さんの願いを叶えるプロジェクトCaNoW”の存在を知り、応募を決意しました。

────── そんな守屋さんの夢を叶えたい!!! ──────

多くの持病をお持ちの守屋さんのため、CaNoWスタッフは旅の協力医師としてトラベルドクターの伊藤先生に協力を打診。CaNoWと伊藤先生のタッグにより、守屋さんの旅行計画がスタートしました。
CaNoW_015_医師「トラベルドクター」の伊藤先生とCaNoWスタッフ
医療と旅行の知識をもつ医師「トラベルドクター」の伊藤先生(左)、CaNoWスタッフ(右)
「長時間の歩行は難しいので、移動用の車いすを用意しましょう!」
「車椅子で飛行機に乗るために、航空会社に協力をお願いしましょう!」
「飛行機のなかでは、足元が広く、出入りしやすい前方の席がいいですね」
「宿泊施設はどうしましょう?」
「周囲に気を遣わず入浴できるよう、お部屋に大きなお風呂があるといいですね」
「そういえば、食が細いって…刻み食なら大丈夫かな?」

守屋さんが、スムーズに旅行できるよう、あらゆる場面を想定しながらプランニングをすすめるCaNoWスタッフと伊藤先生。

「安全な旅行」であることを最優先に、主治医の先生からいただいたご病気の情報などもしっかり共有して旅の計画を練ります。

最終的に、現地で体調を崩してしまったときのための協力病院として手上げをしてくださった「飯塚病院(福岡県飯塚市)」を起点に、福岡市内を巡る旅行に決定!さぁ、どんなたびになるのでしょうか…!?


【1日目】


2020年2月9日 宮城県石巻市 伊藤先生とCaNoWスタッフが向かったのは、守屋さんがお住まいの高齢者住宅。

「ついに旅行の日が来ましたね!」と伊藤先生の呼びかけに、嬉しそうな表情を浮かべる守屋さん。ご応募から旅の実現まで数か月。この日を心待ちにしてくださっていたようです。
CaNoW_015_体調チェックを受ける守屋さん
伊藤先生による出発前の体調チェック「よし、体調大丈夫です!」準備万端整えて、さぁ出発です。
CaNoW_015_赤のジャンパーを着て新品の靴を履く守屋さん
「せっかくの旅行だから」と華やかな赤のジャンパーを選んだ守屋さん。「いつか履こうと思っていた」と、新品の靴を履く様子も、心なしかウキウキして見えます。
最寄りのバス停から高速バスに乗車し、仙台駅へ。仙台駅からはタクシーに乗り換え、一路仙台空港へ。

仙台空港では、車椅子専用のチェックインカウンターへ。ここで空港専用の車椅子に乗り換えます。
CaNoW_015_空港で車椅子に乗る守屋さん
空港専用の特殊な車椅子。乗ってきた車椅子は、手荷物として預けます。震災以来、飛行機に乗っていないという守屋さん、久しぶりの飛行機に、少し緊張の面持ちです。
CaNoW_015_車椅子専用リフトで飛行機に搭乗する守屋さん
車椅子専用リフトで飛行機に搭乗する守屋さん。タラップを登れない方も、安全に機内へ案内してもらえるんですね。
2時間15分のフライトを終え、無事に福岡空港へ到着!ここからはレンタカーに乗り換え、本日の宿泊先 脇田温泉「楠水閣」へ向かいます。ホテルスタッフやおかみさんにお出迎えいただき、専用の車椅子に乗り換え、広い館内を案内していただきました。
CaNoW_015_守屋さんを囲んで集合写真
守屋さんを囲んで…左:トラベルドクター伊藤先生、中:CaNoWスタッフ(看護師)山川、左:脇田温泉 楠水閣の女将さん
お部屋に入って一息ついたら、お待ちかねのお風呂へ…今回のお部屋は、なんと豪華 露天風呂付!他のお客様の視線を気にすることなく、守屋さんのペースでゆっくりと入浴ができます。

足腰が弱いため浴槽に浸かることが難しく、普段はシャワーのみ…という守屋さん。約8年ぶりの温泉に、至福の表情…
CaNoW_015_露天風呂につかり、気持ちのよさそうな守屋さん
あまりにも気持ちのよさそうな守屋さんのお顔を見て…入浴を介助していた伊藤先生も「失礼しまーす」と一緒に入湯!まるで親子のように、楽しいひと時を過ごしました。
お風呂が済んだら次のお楽しみ、夕食のお時間です!季節の食材をふんだんに取り入れた、色彩豊かな懐石料理に箸が止まりません…
CaNoW_015_懐石料理を楽しむ守屋さん
総入れ歯のため、硬いものが苦手な守屋さんですが…「美味しい!」と喜びの声に、CaNoWスタッフ一同ガッツポーズ!
CaNoW_015_特別に用意していただいた刻み食
特別に用意していただいた刻み食で、美味しくお食事をお召し上がりいただけました!
普段は食が細く、お一人で食事をするためお酒もあまり召し上がらないという守屋さんも、この日ばかりは「乾杯!」と、朗らかな笑顔。楽しい会話で、福岡の夜が更けていきました…


【2日目】


伊藤先生による朝の体調チェックを終えた守屋さん。「すごくいい感じ!」という伊藤先生の言葉に背中を押され、大宰府観光へと出かけました。

最初は車椅子に乗っていた守屋さんですが…「歩いてみる!」と自ら車椅子を降りました。すると…

なんと!普段は杖をついて少し歩くのがやっと…というのが嘘のように、どんどん進んでいきます。旅行だからこその高揚感が、体調も気分も上向きにしてくれるのでしょう。自身の力で参道や太鼓橋を抜けて、太宰府天満宮まで到着しました。
CaNoW_015_健康を祈ってお参りする守屋さん
健康を祈ってお参りする守屋さん
CaNoW_015_梅の花の下で記念撮影
道中で見つけた美しい梅の花…
CaNoW_015_初めてのスマホ撮影にチャレンジする守屋さん
あまりの美しさにご自身もスマートフォンを取り出し、初めての“スマホ撮影”にチャレンジします。
CaNoW_015_初めて撮影した写真
伊藤先生に操作方法を聞きながら撮影した初めての1枚がこちら!なかなか素晴らしいお写真ですよね。
旅の最後に、守屋さんの好物「ぜんざい」をみんなでいただきます。一人暮らしではなかなか食べることがない、というぜんざいのお味は…
CaNoW_015_好物の「ぜんざい」を食べる守屋さん
美味しい!地元の松島で遠い昔に食べて以来というぜんざいの味に感動。帰ったら食べに行ってみようかな、と意欲が湧いてきました。
楽しい時間はあっという間に過ぎ去り、名残惜しい気持ちで帰りの飛行機へ搭乗。夕日をバッグに、記念撮影です。
CaNoW_015_機内での守屋さん
まるでファミリーのように、すっかり仲良くなった3人
「今回の旅で自信がついた」と話す守屋さん。次の目標は…「東京オリンピック!」
キラキラした表情で次の願いを語ってくれました。

▼願い実現のキーポイント

守屋さんの日頃の病状を情報提供してくださった主治医の先生。現地での受け皿として連携を申し出て下さった飯塚病院の皆さま。そして旅に同行下さったトラベルドクターの伊藤先生。ご協力、どうもありがとうございました!

当日同伴スタッフ:山川華奈(M3)

企画プランニング:山川華奈(M3)

文章作成:宮森渚朝(M3)

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