願いを叶えた方々

広島県 山根 希代子 様

娘とクルーズ旅行がしたい

娘とクルーズ旅行がしたい

CaNoWムービー

お喜びの声をいただきました

山根 希代子 様

2年前に子宮体癌であることが判明し、骨や肝臓への転移も見つかりました。一時は「あと半年かもしれない」と覚悟したこともあります。現在も抗がん剤治療を継続中ですが、幸いなことに医師の仕事へも復帰できました。病気になる前以上に、仕事を楽しみ、大好きな旅行にもどんどん出かけたい!と思っていたところに、娘からCaNoWの誘いが。住み慣れた瀬戸内のクルーズ旅行、家族で出かけた場所を海から眺めて、思い出話に浸りながらゆったりと、娘と一緒に過ごした至福の時間、本当に幸せでした。どうもありがとうございました。

次女:山根 優子 様(仮)

今回、CaNoWを通じて「クルーズ旅行がしたい」という願いを叶えていただきました。昔から海や川が好きで、家族旅行に出かけるといつも「船に乗りたい」と言っていた母に喜んでもらいたかったのです。私は大学進学を機に上京し、離れて暮らすようになって10年以上が経ちました。ときどき地元に帰ることはあっても、母と二人で過ごす機会はなかなかなく…。今回、懐かしい瀬戸内の景色を眺めながら、最高のシチュエーションで母とゆっくり話をすることができたのは、私の人生にとっても本当に貴重な時間でした。本当にどうもありがとうございました。

願いを叶えるまで

広島県内で小児科医として働く山根様。2年前にステージ4の子宮体癌、そして骨や肝臓への転移が見つかりました。病が判明した当初は「エンディングノートを用意しました」と語る山根様ですが、現在は月に1度の抗がん剤治療を継続しながら、お仕事にも復帰されています。そんな山根様と、娘の優子様(仮名)の願いは「クルーズ旅行」。お二人の思い出が詰まった土地を海からめぐる瀬戸内海クルーズ客船「guntû(ガンツウ)」の旅をご用意しました。

クルーズ客船「guntû」とは、「せとうちの海に浮かぶ、ちいさな宿」をキャッチフレーズに2017年にデビューしたクルーズ客船。全19の客室はすべて海面を間近に望むスイートルーム。瀬戸内の季節食材を贅沢に使用したお食事や、檜の風呂などを愉しみながら、ゆったりとした時間を過ごすことができます。

約700もの島々を縫うような航路で、ゆっくりと移り変わる瀬戸内海の風景を眺められるguntûのクルーズは、広島県で生まれ育った優子さん親子にぴったりです。
クルーズ客船「guntû」(ガンツウ)
山根様と優子様、二人の思い出の地を眺めながらクルーズを楽しみます
さて、乗船して客室に入ると…ふわりと漂う木の香り。ナチュラルな温もりに、山根様の頬も緩み、自然とリラックスした表情に。ほどなくして海原へと進みだしたguntû。ここでしばし、夕日を眺めながら親子水入らずののんびりとした時間を過ごしていただきました。
山根先生
お茶を飲んでホッと一息つく山根先生…
瀬戸内海が静かな暗闇に包まれたころ…旅の醍醐味のひとつ、晩餐がスタートしました。今夜の舞台は全6席のみの鮨カウンター。「おこぜ」「あこう」など、瀬戸内海ならではの新鮮なネタが次々と。
瀬戸内海ならではの新鮮なネタ
鮨カウンター
鮨カウンター。日の高い時間帯は景色を楽しみながらお食事ができます
蒸したり焼いたりが定番の穴子も、地元ならではの「生」でいただきます。どんどん箸が進む山根様ですが、じつは現在も抗がん剤によって味覚に影響が出ることもあるのだとか。

山根様「1か月のうち、1週間は抗がん剤。3週間は休薬というスケジュールで治療をしていますが、やっぱり抗がん剤を使用した直後は味覚が鈍くなってしまうんです…今回の旅は治療の合間で、味覚も問題ありません。最高の味を楽しめて本当に幸せです。」
シーフードサラダ
旬の食材を生かしたお料理はどれも絶品!
ダイニングでは、シェフ自慢の洋食に加え、その日の食材から「お好きなものを、お好きなだけ」リクエストできる和食が人気。お刺身にしても、焼いても美味しい魚介に、贅沢な岡山県産黒毛和牛。新鮮でみずみずしい野菜は、サラダ、グリル、てんぷらなど、好みの調理法で提供してくれます。ついつい沢山頼みすぎてしまったお料理を前に「ひとくちどう?」「あ、美味しいね」と少女のような笑みを浮かべるお二人。guntû自慢の味を母娘で共有して堪能しました。

ここで、山根様がポツリと「レンコンのはさみ揚げが食べたいねぇ」と。優子様も「お母さん、よく作ってくれた。美味しかったんよねぇ、お母さんの、れんこんのはさみ揚げ…」。お二人の会話を聞いたguntûシェフ。「少々お時間はかかりますが…」と特製れんこんのはさみ揚げを用意してくれました。これにはお二人も大感激。「伊勢海老を使っとるって、やっぱり美味しいねぇ」「懐かしいねぇ」と顔を見合わせて思い出のメニューを堪能しました。
シーフードサラダ
懐かしい「はさみ揚げ」を食べながら思い出話に花が咲きます
ラウンジ
このほか、季節の和菓子を楽しむアクティビティも。広々としたラウンジでは和菓子職人が目の前で丁寧に作り上げる、できたての和菓子をいただきます。幼少期には、一緒にお茶のお稽古にも通っていたという山根様と優子様。「和菓子を食べるのが楽しみだったよねぇ」と、幼いころの思い出がよみがえりました。お茶を一服したのちに…同じラウンジでこれまでの思いを語り合ったお二人。
語り合う母と娘
CaNoW_優子様
優子様

「小さいころには(母が仕事をしていて)寂しくて、泣いたこともあったね」

山根様
山根様

「夜に仕事に出るときに大泣きしてね…あの時は後ろ髪が引かれる思いだった」



真摯に子育てに向き合いながらも、小児科医としての仕事も忙しく子どもたちに寂しい思いをさせてしまった時期を振り返る山根様。そして当時のことを思い出し、涙がこぼれてしまう優子様。

一時は「お母さんみたいに忙しいのはいや、医師にはならない」と考えていたという彼女も、現在は東京でしっかり働くキャリアウーマン。幼き日の寂しさを乗り越えた現在の彼女にとって、働く母の姿は“仕事も、家庭も、頑張ればできる、諦めなくていい。”という理想のロールモデル。仕事やプライベートで辛いことがあったときも、凛として働くかっこいい母の存在が心の支えになっていると言います。

CaNoW_優子様
優子様

「昔、母の職場へ遊びに行ったとき、自分と同い年くらいのお子さんやそのご家族の方々と関わる母を見て。本当に信頼されているのが分かったし、私たちのことも、仕事もすごく大切にしていることが伝わってきたんです。

小さなころは寂しかったし、余裕がない生活はイヤ…と反発した時期もあったけれど、仕事も家庭も一生懸命でみんなに信頼されて。ひとつひとつを真面目にやった結果、大きな仕事を任されるようになっていった母は私の憧れ。「いつかは家庭をもってしっかり両立したい」とポジティブに考えられるのも母のおかげだと思っています。」

山根様
山根様

「嬉しいですね。病気になったときに、何より心配だったのは子どもたちのこと。けれど、それぞれがきちんと仕事をもって、自立している、家庭の中での私の役割は果たせたんだな…」

船上から海を眺める母と娘
家族の思い出の地に、新しい二人の思い出を重ねていきます
二人きりでの語り合いを経て、より心の距離がぐっと近づいたお二人。旅の最後には、優子様から山根様へサプライズでお手紙のプレゼントが。

“お母さんとこうやって慣れ親しんだ瀬戸内の海を眺めながら話ができるなんて、本当に幸せだなと思います。

小さいころは子どもが三人いる中、家事に仕事に本当に大変そうで、あたしも三人兄弟の真ん中だったのであまり構ってもらえずすねていた時期もありました。

寂しさを感じながらも、それでも小児科医として沢山の子どもたちとそのご家族のために一生懸命働く姿を見ていつの日か私もお母さんのように人のために何かできることがしたいと思うようになりました。

お母さんが、がんなったときは、いままで無理させてきたしわ寄せが来たんじゃないかとか、私たちのせいなんじゃないかと落ち込むこともあったけど、病気になってからも辛い状況でも、前向きに今を楽しみ、希望をもって生きているお母さんは、とても素敵だなと思います。

仕事やプライベートで辛いこと、しんどいこともあるけど、お母さんが話を聞いてくれるからいつも頑張れるよ。どうか身体を大切に、お母さんがしんどい時は私にも話を聞かせてね。いつもありがとう”


山根様
山根様

「うん…生きるってことは死に向かったときに最後まで生き方を貫くことだなって思って、子どもがいるから最後まで頑張ろうって思えるので、ありがたいですね。本当に、最後の最後まで自分で凛として生きていきたいと思っています。子どもたちのおかげです。」



母を思う優子様のメッセージに思わず涙がにじむ山根様。互いに「本当に、ありがとう」と感謝の気持ちを伝え合いながらギュッと手をつなぎ、ふたりの思い出、そして未来に思いを馳せているようでした。

2泊3日の航路を終えて…快適な海の旅をサポートしてくれたクルーの皆さまともここでお別れです。「ありがとうございました!」の言葉とともに「次はお父さんと来たいね」と目を輝かせる山根様に、優子様は「まだまだ頑張らんといかんね!」とエールを贈りました。
guntûクルーの皆さま
guntûクルーの皆さま、最高のおもてなしをありがとうございました!
お二人が、そして山根様ご家族が、これからも素敵な思い出を紡いでいかれますように。素敵な旅のお手伝いをさせていただきましたこと、どうもありがとうございました!
福山駅での母と娘
福山駅にて、広島へ向かう山根様と東京へ向かう優子様
当日同伴スタッフ:織田かおり(M3)

企画プランニング:織田かおり(M3)

文章作成:宮森渚朝(M3)

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